iFarmaissance(アイファーマッサンス)は2020年、COVID-19による世界規模のパンデミックの最中に設立されました。

CEOのジェニファー・ガードナーは18歳で大学を卒業し、香港で父が営むバッグ工場を手伝いはじめます。15年後、工場は従業員数100人から600人へと成長し、ジェニファーはその管理責任者に。

その後、ハンドバッグの世界をより広い範囲で経験するため、ジェニファーは上場企業のハンドバッグ工場に転職。そこではVera Wang(ヴェラ・ウォン)、Tory Burch(トリー・バーチ)など、数多くの高級ファッションブランドのバッグ作りに携わる機会を得ました。

最終的にジェニファーはユニバーサルグループへ転職。600人の従業員が働き、COACHのハンドバッグのサンプルを製作する工場の監督者として活躍。

次にジェニファーが目を向けたのは、自身の手によるオリジナルブランドの立ち上げ。

英国のケンブリッジ大学で「ビジネスと気候変動」のコースを修了するなど環境問題と向き合い、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにするという目標に向かって取り組む決意を固めます。

ブランドのコンセプトは「Farm to Closet」。

彼女が長年培ってきたバッグ作りのノウハウを活かし、革新的なバイオ素材を用いたバッグ作りを展開していこうと考えたのです。

その実現をサポートしたのが、夫のゲイリーです。

ゲイリーは西オーストラリアの出身で、その家族は農園を営み、豊かな自然環境を愛しています。ゲイリーの職業は会計士であり、サスティナブルなビジネスのコンサルタント。

そうしてふたりはオリジナルブランドを立ち上げました。

革新〜Inovation(イノベーション)の”I”
農業〜Farming(ファーミング)の”Farm”
ファッションの伝統と魂の再生〜Renaissance(ルネッサンス)の"aissance"

これらの3つのキーワードをもとにブランドは「iFarmaissance(アイファーマッサンス)」と名付けられました。

農家の手によって大切に育てられたりんごやブドウをはじめ、パイナップル、サボテンなど、iFarmaissance(アイファーマッサンス)のバッグには様々なヴィーガンレザーが使われています。

それは、動物性の革を使わないアニマルフレンドリーであり、環境への責任とファッションの融合を実現するもの。

それを持つことで気分が明るくなり、自分に誇りが持てるように。そんなジェニファーの願いが込められているのです。