廃棄りんごから生まれた軽くてやわらかなバイオレザー。

アップルレザーは、廃棄予定のりんごをアップサイクルして生まれた、環境に優しいビーガンレザーです。従来の合成皮革よりも色褪せにくく、通気性にも優れています。ソフトで軽く、お手入れも簡単なのが特徴です。

iFarmaissanceのバッグに用いられるアップルレザーはすべて、中国のPAQインターナショナル社が開発した「Vegatex(ヴェガテックス)」。バッグの製造工場も中国にあるため、素材が比較的安定して仕入れられることから、iFarmaissanceの製品に最も多く使われている素材でもあります。

Vegatexには再生可能なバイオ資源が66%も含まれており、そのうち33%がりんごの廃繊維、残りの33%は木材パルプとなっています。原料には中国や北アメリカの廃棄予定りんごが用いられ、それらを砕いて乾燥させて粉末状にします。さらに、その粉末を木材パルプなどと混ぜ合わせ、トップコートには「水性ポリウレタン樹脂」を合わせて仕上げます。

通常の合成皮革では、トップコートに有機溶剤(トルエン、ジメチルホルムアミド)を使用した「溶剤系ポリウレタン樹脂」を使いますが、そのような有機溶剤は大気中の汚染物質であるVOC(揮発性有機化合物)を含みます。

Vegatexは50%以上が再生可能資源で作られている証としてアメリカのUSDA認証を受けているほか、国際動物愛護団体PeTAからもクルエルティフリーな製品として認証を取得しています。